ホテル業界を志望されている人で、
「就職をするのに良いホテルをどう見分ければいいのか?」
と不安に思われている方もいるのではないでしょうか?
他業界と異なり、ホテルの経営状況を示す専門的言葉があるので、それらを解説します。
一般的にホテルの売上高・収益状況を示す指標として以下があります。
■RevPAR
一日あたり販売可能客室数あたり客室売上です。
販売可能客室1室あたりの売上を表します。
■OCC(客室稼働率)
客室の使用状態を表す指標です。
実際に販売した客室数を販売可能客室数で除して算出します。
例えば、100室あるホテルで75室の利用があれば、OCC(客室稼働率)は75%となります。
平均値は?
国土交通省の資料によると以下の数値となっています。
大阪市 90%前後
東京都 85%前後
ニューヨーク 80%前後パリ 75%前後
■ADR(平均客室単価)
客室1室あたりの販売単価であり、客室売上を販売客室数で除した値である。
例えば、全客室の売上が150万円で利用された客室数が75室であれば、ADR(平均客室単価)は2万円となります。
以上を元に、
OCC(客室稼働率)が75%でADR(平均客室単価)が2万円であれば、RevPARは1万5千円となります。
以上の3つの指標は、上場企業であれば公表されているケースが多いです。
ぜひ参考にしてみてください。
補足
外資・国内のホテルの時価総額ランキンがあるので、
「信頼性のある会社に行きたい!」という方は参考にしてみてください。
主なホテルブランド別・時価総額ランキング
1. ザ・リッツ・カールトン 3兆0569億円
2. コンラッド 2兆5,033億円
3. ソフィテル 1兆1,043億円
4. 東急ホテルズ 9,935億円
5. インターコンチネンタル 8,107億円
6. ハイアットホテルズ 7,395億円
7. プリンスホテル 6,760億円
8. 相鉄フレッサイン 2,395億円
9. 帝国ホテル 1,229億円
10. ドーミーイン 1,209億円
*みずほ銀行産業調査部:参考
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