2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、インバウンドビジネス・不動産ビジネスなど様々なビジネスに注目が寄せられています。
そんな中、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は日本食のPRを目指しています。
PR並びに、選手を支える上で欠かせない存在なのが、食事の面からサポートをするのが栄養士です。
今回は、栄養士の仕事内容・働き方について説明します。
栄養士の勤務先
1. 病院
病気の治療・回復・合併症の予防を目指した、患者さんの栄養管理や栄養指導が主な仕事xです。病院給食の献立作りや、食生活の改善のアドバイスをします。
2.福祉
保育園などの児童福祉施設、老人保健施設、障害者福祉施設などで給食の献立作りや栄養指導を行います。
3.学校健康教育
幼稚園、小・中学校、夜間制定時高校などで給食の栄養管理や食教育にあたるほか、国・県・市町村教育委員会に勤務して、行政指導を行います。
4. 集団健康管理
事業所、工場、寮などの給食管理や栄養指導を行います。
5. 行政
都道府県・保健所・市町村保健センターで地域住民の栄養指導や保健事業を行っているほか、栄養調査や給食施設の指導を行います。
仕事内容
1. 地域活動
栄養クリニックやコンサルタントなどの会社を起こしたり、フリーで活動したりして、行政活動の支援をしながら地域住民の健康づくりをサポートします。
2. 研究
食品・栄養に関わる調査・研究・開発を大学、研究機関、食品メーカーなどで行います。
3. 教育
栄養士養成施設、保健・福祉関係の大学や、小中高で家庭科などの教師として教育活動を行います。
栄養士の現状
毎年およそ2万人が栄養士免許を手にしています。しかしながら、その中で実際に栄養士として就職する人は約1万人です。
「食」と「健康」に注目が集まる現在、栄養士の職場はこれまで以上に広がりつつあります。スポーツクラブなどでの食事指導、外食産業でのメニュー開発、マスコミでの情報発信など、様々な分野で栄養士が求められています。
人々のライフスタイルの多様化に合わせて、楽しく健康に食事をするにはどうすればいいかを対象者と一緒に考えていく事が求めています。
その為、栄養士は個人の体調や食べ物の好みを把握し、それぞれに合わせた献立作り・栄養指導をすることが求められています。
栄養士に向いてる人とは?
1. 「食」に興味がある人
「食」に関する仕事である以上、食べ物に関する興味・知識が最低限必要となります。
必ずしも得意である必要はありませんが、ある程度の調理をできた方が、献立作りなどには役立ちます。
2.コミュニケーション能力のある人
ひとりひとりに合わせた献立作り、栄養指導を行うためには、対象者とのコミュニケーションが欠かせません。
また、専門医や介護士との情報交換・食事を提供する方々・調理師とのコミュニケーションも大切です。
栄養士になる為には?
「栄養士養成課程」のある専門学校・短大・大学を卒業する必要があります。
養成校を卒業するのと同時に、都道府県知事から免許証が交付されます。
また、栄養士には「管理栄養士」という国家資格があります。
管理栄養士の資格を取得すると、病院などで傷病者に対してより専門的な栄養管理をするなど、業務の幅がさらに広がります。
備考
国家試験の受験資格を得るには2つの方法があります。
1. 「管理栄養士養成課程」のある専門学校、大学を卒業する
2. 栄養士として実務経験を積む
2年制の専門学校・短大を卒業の場合は3年の実務経験が必要
3年制の専門学校卒業の場合は2年の実務経験が必要
4年制の専門学校・大学を卒業の場合は1年の実務経験が必要
1、2の方法で受験資格を得て、国家試験に合格すれば厚生労働大臣から管理栄養士の免許が交付されます。
栄養士の年収とは?
仕事内容初任給は短大卒で16万円前後、大卒で18万円前後が相場です。
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