モンスターハンター関連の仕事につく方法について紹介します。
2017年6月13日にゲームイベント E3 2017 で、カプコンが『モンスターハンター』シリーズのPS4向け完全新作『モンスターハンター:ワールド』を初公開しました。人気ゲームなだけに今後の販売が楽しみです。
さて、「モンスターハンター」をやるのも楽しいと思いますが、せっかくなら仕事もモンスターハンターに関係することをしたいと考える人も多いと思います。今回はそんな方にモンスターハンターに携われる仕事について紹介します。
モンスターハンターに携われる仕事とは
ゲームを作るためにはゲームに携われる仕事や業界の仕事につく必要があります。ゲーム=ゲーム会社と思いがちですが、色々な仕事があります。まずはざっと思いつく仕事を書いてみます。
・ゲーム会社(カプコン)
・ゲームデザイン会社
・PR会社(電通、博報堂など広告代理店)
・テスター(ゲームのバグやエラーがないか検証する人)
・プログラマー
・小売り会社(おもちゃ屋や家電量販店など)
・ゲームハードメーカー(ソニーや任天堂、マイクロソフト社など)
ざっと考えただけでもこれだけあります。もちろん他にもゲームに携われる仕事はあります。今回はその中でもあまり見受けられないテスターについて紹介します。
テスターとは
ゲームテスターとは、パズドラなどのスマホアプリゲーム、PS4やVRなどのテレビゲーム、PCゲームなど、すべてのゲーム発売前に必ずテストを行うのがゲームテスターです。
“仕事でゲームができるなんてそんな都合のいいことがあるの?”と思われることでしょう。その通り、“仕事でゲームができる”のですが、それはあくまでも“仕事”での話です。
仕事内容
ゲームテスターの仕事内容として、“配信前のゲームのテストを行う”ということはご想像ができるかと思いますが、単にそう表現されてしまうことが多いので、ゲームテスターのイメージに誤解が生まれやすくなっています。ここでは、ゲームテスターの仕事内容を詳しくご紹介していきたいと思います。
動作確認
まず、決められた内容に従っての動作確認です。ストーリーやグラフィックに不具合が無いか、正しく機能しているか、品質に問題はないか、何通りもチェックしていきます。また、ゲームテスターは何人もいることがほとんどですから、一人で最初から最後まで内容をチェックするだけではなく、一部分を割り当てられ、そこだけを何度も試すこともあります。
操作確認
更なる確認作業として、“操作確認“を行います。PCゲームであれば、キーボード操作やマウス操作をします。テレビゲームであれば、コントローラーや出力。アプリゲームであれば、ボタン操作やタッチ感度を確認します。このように、品質の良いゲームをリリースするにあたって、こういったゲーム機器との連動もチェックしていきます。
記録
仕上げとして最も重要な作業が、“記録”です。動作確認や操作確認で行ったテスト結果は、内容に関わらずすべて記録していきます。この記録をもとに修正や改善を行い、再びテスターへと渡されます。ゲームテスターによって不具合が発見されなくなってやっと、顧客の手に渡っていきます。
そして最後に、ゲームテスターに最終的に求められることが、“感想”です。ゲームテスターは、いわゆる最初の顧客です。何度もチェックを行ってきた彼らだからこそ、感想は大変大切にされるものです。開発には携われなくとも、“自分の意見を参考にゲームが作られていく”ことは、ゲーマーにとっては嬉しいことではないでしょうか。
ゲームテスターになるには?
まず、ゲームテスターの仕事をすることに必須な資格はありません。ゲームテスターの仕事をするうえで大切なポイントについて、ここでは説明していきます。
メモをする習慣
ゲームテスターの主な仕事は、“バグを見つけて、開発側が分かるように報告すること”です。単純作業で怠りがちですが、メモだけは必ず忘れないようにしましょう。自分の中で、“ここにこんなバグがあるな”と、見つけただけでは、開発側が修正しようがありません。大切なのは、開発者に、“漏れなくバグの内容が伝わるようにメモをすること”です。最初は慣れないと思いますので、バグに限らず気が付いたことをメモするようにすると癖付きしやすいでしょう。
記憶力と集中力
実働が6~8時間として、その間細かな作業を続ける集中力が必要です。医学的には、他人の集中力の限界は40分と言われていますから、8時間も集中しつづけろというのは無理な話です。ですので、休憩やリフレッシュをするなどして、その40分間は集中できるように、自分の中での切り替えができるように努力しましょう。
また、長時間単純作業を行っていると、意識が朦朧としてくることもあると思います。そんな中でも、内容を把握・報告できる記憶力も大切です。記憶力に自信がない場合は、メモをその分こまめに行っておくといいでしょう。
一番大事な“根気”
極論、これさえあればゲームテスターの仕事はこなせるでしょう。どんな仕事にも共通するポイントです。単純作業が多い分ゲームテスターには必要なポイントですから、粘り強く、根気よく、仕事に臨みましょう。仕事の中にやりがいや楽しみを見つけることが出来れば、根気も続きやすいかもしれません。
最後に
ゲームテスターを正社員で募集することはほとんど無いと言っていいでしょう。ただし、“今はゲームテスターで、将来プログラマーやデザイナーとして活躍したいと思っている人”の正社員募集はあります。なので、ゲームテスターだけやりたい、という方には、正社員を募集している求人はテスター以外の仕事を任せられる可能性が高いので、あまりおすすめしません。
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